はじめに
momoと申します。
関西在住、小学生と中学生の3人の子どもたち、夫と暮らす30代主婦です。
私は、保育士試験合格後に、初めて小規模保育所でパート保育士として勤務しました。
↓その時の記事はこちらです。
今回は、その後に勤務した、大規模こども園での仕事内容をお伝えします。
私が勤務した園は、定員230名の大規模なこども園でした。
子どもの人数が15名ほどだった小規模園とは、比べものにならないほどの大きな園でした。
同じパート保育士でも、園の規模によって働き方は全然違ってきます!
今回は、大規模園でのパート保育士としての働き方をご紹介します。
大規模こども園でのパート保育士としての働き方
こども園では、普段基本的にはフリー保育士として、いろいろなクラスを回っていました。
担当は0~2歳児の乳児クラスだったのですが、日によっては幼児クラスに行くこともありました。
担任は各クラス2~3人ずつの複数担任で、育児担当制をとっている園でした。
育児担当制とは、クラスの子どものうち4~6人ずつを自分の担当グループとし、常にそのグループを見て一緒に過ごす保育のスタイルのことです。
担任の先生が誰かお休みすると、代わりに担任としてクラスに入ることになるので、フリー保育士としていろんなクラスを行き来する日と、担任としてどこかのクラスに入る日がありました。
この記事では、大規模なこども園での1日の流れを追いながら、仕事内容をご紹介します。
大規模こども園の1日
私が勤務した大規模こども園の一日の過ごし方は、このような感じでした。
TIME | 保育内容 |
---|---|
8:00 | ①順次登園 |
9:00 | ②乳児(0〜2歳児)クラスはおやつ 排泄など |
9:30~11:00 | ③晴れていたら、戸外遊び、雨の場合は室内遊び |
11:00 | ④昼食 |
12:00 | ⑤お昼寝 |
15:00 | おやつ |
16:00 | 室内遊び |
17:00 | 順次降園 |
19:00〜20:00 | 延長保育時間(夕方のおやつ付き) |
今回は、スケジュール表①~⑤までをご紹介します。
①順次登園
登園後、おやつまでの時間は、トイレの備品を補充したり、ストックしたりします。
ビニール袋を使いやすいように広げたものをストック品としてたくさん作っていました。
また、洗濯物があるときは干したり、園庭の遊具を使いやすいように出して並べたりします。
15分ほど作業をしていると、おやつとお茶を受け取る時間になるので、受け取って各クラスへ配ります。
②おやつ
おやつの時間は、食べ終わった子どもの見守りや、トイレのサポートをします。
日によっては、この時間は幼児クラスへ入り、室内遊びの見守りをすることもありました。
その際、サポートが必要な子どものそばにつき、一緒に過ごしていました。
お友達とトラブルになりやすかったり、感情のコントロールが難しい場面が頻繁にあるため、片時も目が離せませんでした。
担任の代わりとして入る場合は、自分のグループの子どもたちのそばで、おやつを食べるのを見守ります。
③晴れていたら戸外遊び、雨の場合は室内遊び
晴れの場合、おやつが終わると順番に外へ遊びに行き、園庭での遊びを見守ります。
遊具に登ったり、高いところにいる際は特に、怪我のないようすぐに手を出しサポートできるように見守りました。
担任として入るときは、自分のグループの子どもたちを見るのに精いっぱいになります。
フリーとして入るときは、担任の目が行き届かないところをサポートできるよう気をつけていました。
雨の日の室内遊びの場合は、いつものように外で思いっきり動いて発散できません。
そのため、だんだんぐずり始めたり、おともだちとトラブルになる場面が増えてくることが多いです。
気分が切り替えられるよう違う遊びに誘ったり、声掛けをしたりしながら見守ります。
④昼食
昼食時は、乳児の場合、慣れるまでは少人数で順番に食べることが多いです。
そのため、フリーとして入る場合は、順番がまだの子どもの見守りや、食べ終わった子どものお昼寝への誘導が主な仕事になります。
昼食の順番を待っている子どもの気をうまく紛らわせながら、一緒に遊びます。
外遊びで体は十分に動かしていて、他の子どもはごはん中でもあるので、手遊びをしたり、絵本を読んだりすることが多かったです。
⑤昼寝
昼寝の時間は、一人で寝られない子どもを見守り、入眠のサポートをします。
トントンしたり、体をさすったりして眠る子どももいれば、それを嫌がる子どももいるので、様子を見ながら対応します。
大規模こども園で働いてみて
大規模こども園で働いてみて、今まで20人以下の小規模園でしか働いたことがなかった私は、最初とても戸惑いました。
初めは、2歳児の1つのクラス担当ということだったのですが、そのうち他の乳児のクラスや幼児クラスも回らなくてはいけなくなりました。
毎回顔なじみの同じ子どもと会い、少人数で過ごしていた小規模園とは違って、いろんなクラスに行き来し、その時求められているクラスに入ることになります。
200人以上いる子どもたちと50人ほどいる保育士の先生とは、普段顔を合わせることもコミュニケーションを取る場面もほとんどありません。
にもかかわらず、その日によっていろんなクラスに入るのは、なかなか慣れずに緊張しました。
いきなりクラスに来たパートの私に、クラスの担任の先生も戸惑っているのか、コミュニケーションを取るのが難しいなと感じることも・・
保育をする上で、先生同士の信頼関係はとても大事ですが、時間中いろんなクラスを転々としていると、その関係を築く時間も場面もなかなか持てませんでした。
なんとなく、常に居場所が無い、落ち着かない気持ちがありました。
また、担任の先生が休みの場合は、担任の代わりとして保育に入ることになります。
それも、たくさんあるクラスの中、あまり普段関わりのないクラスにいきなり担任として入るのはとても緊張しましたし、わからないことが多いため不安いっぱいでした。
たくさん質問したり、普段から関わる時間は少しでも様子を聞いたり、子どもの様子を観察するようにしましたが、なかなか慣れることが出来ず・・
大規模園の働き方は、私にとってハードルが高かったです。
けれども、大規模園で働いて良かったことは、幅広い年代のたくさんの子どもを見ることができ、保育のスキルアップや勉強になったことです。
大人も子どもも多かったので、コミュニケーションの取り方など多くの学びがありました。
いろんなクラスへ行く方が、気分が変わって合っている、と感じる方もいらっしゃると思います。
小規模園とはまた全然違う環境になるので、園見学を事前にするなどして、自分に合う園を見つけていただきたいと思います。
今回は、保育士試験合格後、大規模こども園でパート保育士として勤務した時の経験をお伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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